キャリア難民を救う「本音のキャリアカウンセリング」キャリアカウンセラーの向井崇広です。

転職活動やキャリアアップに取り組む前の土台を固めるキャリアカウンセリングをお届けしています。

カウンセラー
向井

このページは「仕事の悩みが解決しにくい理由」のお話です。

このWebサイトをご覧いただくきっかけは、「仕事の悩みを解決したい」という理由の方が多いようです。

「仕事の悩み」

「日曜日の夜が憂鬱」という有名な話は、多くの人がこの問題で困っていることを表しています。

(ゆえに日曜日の夜のTVは、お笑いやバラエティー番組が多く並んでいるのです。)

お悩みを何とかしたいと、以下のような解決策を検討される方が多いのではないでしょうか?

「仕事の悩み」主な解決方法

  • 環境を変える(異動・転職活動・起業・結婚など)
  • スキルアップ(仕事の技能向上・資格取得・勉強するなど)
  • ストレス発散(家族や友人と触れ合う・趣味や家事に没頭する・お酒を飲むなど)
  • 気持ちを整理する(相談する・メンタルケアする・内省するなど)

いずれも、仕事の悩みを解決する方法として大変有効だと思います。私自身も仕事上の悩みを抱えていた時には上記のいずれかの方法を試していました。

ただ、ある一瞬は気持ちがすっきりしてもまた現実に戻されたり、何か目に見えて変化を起こすことが出来ても別の理由でまた辛くなる、という悪循環を繰り返していました。

・・・そうこうしている内に、どうにも身動きが取れなくなった時期もありました。

幸い周囲の人からの支援があり、いろいろな方法を同時進行で試してみることができたのです。具体的には、「環境を変える」(異動)×「ストレス発散」(家族とのふれあい)×「気持ちを整理する」(メンタルケア)を組み合わせて対処しました。

そのおかげで徐々に回復して今に至る訳ですが、多くのお客様とご一緒していて気づいたことがあります。

仕事の悩みは複合的な要因で起こっている。

ゆえに、一つの解決策「だけ」で解決するのは無理がある。

職場の人間関係に悩んだ場合、相手との関係が「表面上の理由」だとしても、その奥に自分自身の価値観・捉え方が「影の理由」として存在していることが多いです。

そしてこの、

影の理由は、ひとりでは気づきにくいことが多い

ということが分かってきました。

「影の理由」の大部分はその方の思考・感情、つまり目に見えない事が原因となっているケースが多いです。

イメージで言うと以下のような感じでしょうか・・・。

誤解の無いよう申し上げますが、上記の理由を「悪い」と決めつけようという事ではないのです。

人間生きていれば必ずと言っていいぐらい、何らかの生きにくさに繋がる独特な思考・感情がある、と申し上げたいのです。(過去は役だったが、今はもう役立たないことも含む。)

もし何か努力するとするならば、そのことを理解して自分を受容し、その上で生きにくさの原因を少しずつ修正してゆく姿勢を持てるかどうか、という事になります。

「転職すれば(環境が変わって)悩みは解決する」、「資格を習得できれば(スキルアップして)悩みは解決する」・・・と、自力で問題解決を図ろうと頑張っている方が多いです。

問題の原因を他人のせいにせず、自分で解決しようという姿勢は自律的なキャリア形成にとても大切です。

ただ、肝心の原因究明の方法が自己流だと、根本解決しにくい可能性

があります。

転職や異動・スキルアップと共に、別の方法も探ってみませんか?

そもそも、問題を自分一人で解決しなければいけない、ということはありません。

特に、ひとりで気づきにくい「影の理由」については、カウンセラーとの対話から浮かび上がることが多いです。その場では向き合うのに勇気がいる場合もありますが、初回面談の内容から自分の内面が変化していき、相談内容が大きく変化したケースを数多く担当してきました。そしてそれが根本的な解決に近づくことをその都度実感しています。

この点で私がお手伝いできるのは、今までの臨床経験から、仕事の悩みを複合的な要因から見立ててゆくこと、そのことへの解決策を主に心理療法の面からご提案して一緒に進めていく事です。

心療内科内でのキャリアカウンセリングを通じて、この複合要因を患者様と対話する中から見立てる経験を重ねてきました。一人ひとりこの複合的な要因は異なります。ゆえに、他者の経験談は参考にはなるものの、そのまま真似しても上手くいかないことも多いのです。

無論心の問題を自力で解決できており、「環境を変える」、「スキルアップ」という手法がそのまま結果が出る方も多くいらっしゃいます。示唆深いことにそういうお客様の方が、最初からカウンセラーとの対話や内省にしっかり時間をかけ、自己理解を深められたうえで活動されています。

仕事は他者に対していかに貢献するか、(働くとは「傍を楽にすること」。)ということです。

しかしながら、他者貢献(仕事)の前に自分を大切にすること、自己への貢献をしっかり固めた方が、結果的に他者への貢献も早く図れるのです。

以上、仕事の悩みに向き合う方法を私の経験から解説しました。

自分の想いを言葉にしてみる、視野を拡げるお手伝いをしています。是非「本音のキャリアカウンセリング」のお試しカウンセリングにお気軽にお申し込みくださいね。

まとめ
・仕事の悩みは複合的な要因が、見える形・見えない形で重なって起きていることが多い。解決する前にカウンセリングなどを活用して、その原因を見極めた上で行動できると、繰り返しにくくなる。