キャリアカウンセラーとして、お仕事の辛さ・不安のご相談を多数伺ってきました。その背後に、(大人の)愛着障害の問題が隠れているケースが多いです。

不安型愛着スタイルを克服した筆者も、愛着の問題を癒していくと、仕事も無理なく上手くいった、という経験をしました。

仕事を進めていく要点と、愛着障害の関係性を3つの点で説明します。

※この項では、大人の人が抱える「不安定型愛着スタイル」にまつわる問題を、便宜上「愛着障害」と表現します。

仕事も人生も未来志向になれるか?

仕事も、人生も過去からの経緯だけで進路を決断すると可能性を狭めてしまいます。

未来のなりたい姿をイメージしてそこに向け、今から何が出来るか?という視点が大切です。

そもそも、なぜ人は未来をイメージできるのでしょうか?

その根底には、「今の自分は、良い未来に向けて前進できる」という前向きな感覚があります。

ところが、不安定な愛着スタイルを持った人は、自己肯定感・自己受容感が弱く、この感覚を持てていない方を良くお見受けします。

結果、未来を想像することがスムースにいかないケースが多く、現状以上の事が考えられないため、自律的なキャリア形成が育みにくくなっている方が多いです

やむを得ず、「やらなければならない」ことや「避けたい事」、「年収などの待遇」など外側からもたらされる条件で進路決定してしまい、後から後悔する事例が多いです。

自分の心の声に耳を傾ける方法を身につけて実践することで、「こういうことがしたいなあ」という自分の内側からの動機に気づけ、それを基に人生や仕事の選択が出来ると、「やっていること自体が楽しい」という「やりがい」や「生きがい」に繋がり、次の意欲にも繋がるという良い循環に繋がっていきます。

挑戦や試行錯誤、時には失敗出来るか?

仕事を進めていくと、目標を達成するために挑戦や試行錯誤が必要になります。時には失敗してしまう事もあるでしょう。全く挑戦・試行錯誤、失敗しない仕事では、現状維持や停滞を招いてしまうのです。

子どもの頃から勉強やスポーツ、遊びを通じて新しいことに挑戦して、試行錯誤や失敗が出来、周りの大人達もその過程を受け入れてくれていれば、こういったことへの対応力が身に付いていきます。

ところがこういった経験を出来なかった、出来たとしても何かにつけて厳しく評価される、主体性が育めない状況、など自律的な活動をした経験と自信がつかないと、

  • 挑戦が必要な場面で、状況から逃げようとする
  • 挑戦して試行錯誤・失敗した時、気持ちの自己治癒ができない
  • 自分の内側から湧くやる気が原動力にならず、長持ちしない
  • 前向きな気持ちがもたらす創造性と視野が狭くなる。

といった悪循環に、大人になっても陥るケースが多いです。

逆に大人になって周囲の支援とご自身の努力により挑戦や試行錯誤、失敗を乗り切ることで愛着障害を乗り越えていかれる方もいらっしゃいます。

安定した人間関係が育めるか?

仕事の悩みの大部分は、人間関係が関係してきます。

周囲からの期待や役割を果たしつつ、自分の仕事上の目的も果たしていく。そのためには、お互い協力し合い、時には交渉しながら納得のゆく状況を作りだす必要があります。

不安定型愛着スタイルを持ったまま仕事をしていると、過度に相手に合わせようと疲弊してしまうか、逆に相手との距離感が遠くになり、一人で抱え込み過ぎてしまう、など上手な自己主張や協力体制の構築に課題が起きがちです。

運よく、よき理解者になってくれる上司や仲間に恵まれると目覚ましく活躍できるが、癖のある人が周りにいるとパフォーマンスが極端に下がってしまう、という場合はご自身でも不本意な感じが強く募ります。

自分自身が、どのような状況の自分であっても自己受容できれば、他者からの評価をうのみにして苦しんだり、逆に拒絶してしまう、など悪影響を軽減できます。

この自己受容の感覚を子どもの頃から育んでこれなかった場合も、カウンセリングを通じて育んでいく事で、大人になっても獲得できます。

人間関係は様々な価値観を持つ人たちとの間で、「ほどほど」のところを模索する取り組みです。子どもの頃、狭い価値観の中で育つと、その「ほどほど」が感覚として分からず、孤独を感じる原因となりますが、逆に現実に直面してこの問題を体当たりで解決される人もいます。

愛着障害を克服して、仕事でもより良い成果を。

人生を自分の願いを自分らしく叶えていく、という事と、仕事を他者からの期待にも応えながら上手く進めていく、という事は類似点が多いです。

手順としては、自分の内面的な愛着問題をセルフケア出来るようになってから、その応用編として仕事の問題に取り組む、という流れが良いでしょう。

「本音のキャリアカウンセリング」では、「愛着障害」×「仕事の悩み」問題を、元当事者のカウンセラーが、支援します。是非ご相談ください。

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この「本音のキャリアカウンセリング」の特徴は次の通りです。

「本音のキャリアカウンセリング」の特徴

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    • 2023年の累計内定報告者数:12名(5月現在) 

※2023年2月、キャリア形成サポートセンター(厚生労働省事業)主催の「不安な気持ちから始めるキャリアの第一歩」と題して、単独講演会を行いました。アンケートは123名から回答があり「大変満足」「満足」とのご感想を、97.5%の方から頂きました。

当カウンセリングサービスでは、

困りごとに、ただ単に「愛着障害」のようなラベリングとハウツー伝授だけして終わりにしません。

お話をゆっくり伺いながら、お一人お一人の問題意識とキャリアのゴールを組み合わせたキャリア支援を行います。

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大人の愛着障害は、正式な医療上の診断名ではありません。
お客様の感じる問題意識に対する一つの表現として使用しています。
名称に当てはまるかどうかではなく、お客様のお困りごと(事例性)がより良い方向に向かう事を主眼にしています。
当てはまるかどうかわからなくても、キャリアに関するお困りごとがありましたらお気軽にご相談ください。

参考文献:「愛着障害」「回避型愛着障害」「不安型愛着スタイル」

いずれも 岡田 尊司著 光文社新書